vol.121
2022.6.23 [thu]
22:55:27
昨年12月にこのページを更新し、「来年は月1で更新したい」と書いたが、気づいたら半年が過ぎていた。
その間とても忙しかった。
最近読んだ谷川俊太郎の詩にこんな一節があった。
この世の正確な韻律に近づけるのは
獄中に一生を過すことを強いられた男だけ
だってそうだろうそうではないか
(「地下鉄南阿佐ヶ谷附近一九七四秋」)
詩の一部を抜き出して、それだけを何かの格言のように見なす行為は基本的に滑稽だと思う。
でもこの一節はとても好きで、憶えておきたいと思った。
自分はこれまで、人生の照準を何か1つだけに絞って、それ以外の全てを捨てる、というような生き方に憧れつつ、でもそれが出来ず、どこかで避けてきたようにも思う。でも最近は、自分なりにそれに近い選択ができるような気が、少しだけしてきている。どこまで力強くできるかは分からないけど。
2007年の秋にしゃしくえというバンドを始めて(=自分が本格的?に音楽を始めて)今年で丸15年が経つので、それを記念(?)する音源を色々出したいと思っている。素材としてはアルバム5枚分の音が既にあるのだけど、編集がどこまで追いつくかが分からない。自分の尻を叩くためにとりあえず「出す」ということをどこかで公言してみたいと思ったものの、ツイッターなどに書くのはどことなく軽薄な気がしたので、大して変わらないかもしれないけどここに書いた。
山形もかなり暑くなってきていて、夜になると部屋に羽虫がいっぱい入ってくるのが鬱陶しい。
いま窓際で蚊取線香を焚いているけど、効果はほとんど感じられない。
23:09:20
23:31:36 加筆